APEX成形外科医院（エイペックス美容形成外科）総合調査報告書

韓国江南の日本人向け美容形成外科として高い評価を獲得

APEX成形外科医院は、韓国ソウル江南区に位置する美容形成外科専門クリニックとして、特に日本人患者への対応に強みを持つ医療機関である。2015年に設立され、日本医師免許を保有する形成外科専門医が代表院長を務めることで、日韓両国の医療基準に精通した診療を提供している。患者満足度は約90%と高く、重大な医療事故の報告もない信頼性の高いクリニックとして運営されている。

基本情報と立地の優位性

エイペックス美容形成外科は、ソウル特別市江南区テヘラン路139-1ハンジュンアンビル3階に位置している。地下鉄2号線駅三（ヨッサム）駅4番出口から徒歩約1分という抜群のアクセスを誇り、江南区の医療集積地域の中心部に立地している。診療時間は平日10:00～19:00、土曜日10:00～16:00で、日曜日と韓国の祝日は休診となっている。

クリニック名の「APEX」は「頂点」を意味し、最高水準の医療技術と体系化された整形システムの提供を理念としている。公式の連絡先は+82-2-3453-7907で、日本語、韓国語、英語、中国語に対応したウェブサイトとSNSアカウント（Instagram: @apexjapan_official、Twitter: @apex_surgery）を運営している。

医療スタッフの専門性と日本語対応の強み

APEX成形外科の最大の特徴は、ソン・ヒョンソク（손현석）代表院長が日本医師免許と韓国形成外科専門医資格の両方を保有していることだ。これにより、日本人患者の美的感覚や医療に対する期待を深く理解した上で、韓国の高度な美容医療技術を提供できる。2025年4月からは、東京出身で韓国形成外科専門医資格を持つイ・ヨンフン院長も新たに加わり、より繊細な技術と感覚を持つ医療チームに成長している。

麻酔科にはチョン・ソンウォン専門医が常駐し、大韓麻酔科学会、韓国呼吸器ケア学会、韓国疼痛学会に所属する専門医として、手術の安全性を支えている。医療スタッフ全員が各種専門学会の正会員資格を保有し、継続的な専門教育と研修を受けている。

幅広い施術メニューと専門技術

APEX成形外科は、目元整形、鼻整形、輪郭形成、アンチエイジング、身体整形まで、美容形成外科の全般的な施術を提供している。特に目元整形では、二重（埋没法・切開法）、非切開目元矯正法、眉下切開、ダークサークル治療など、日本人の繊細な要望に応える技術を保有している。

鼻整形では無補形物鼻整形という、シリコンなどの人工物を使用しない自然な仕上がりを実現する技術も提供。胸部整形では内視鏡シリコン手術や脂肪移植、アンチエイジング分野では糸リフティング、ウルトラフォーマー超音波リフティング、脂肪吸引、ボトックス・フィラー注射など、最新の技術を導入している。

透明性のある料金体系と支払いオプション

料金については個別相談制を採用しており、患者の状態や希望に応じたカスタマイズされた見積もりを提供している。相談料は無料で、予約金も不要だ。支払い方法は現金、クレジットカード、分割払いに対応し、韓国ウォンでの決済となる。

日本の美容整形と比較すると、概ね30～50%程度安価な価格設定となっているが、これは韓国の美容医療市場全体の価格水準を反映したものだ。ただし、手術費用以外に薬代（約30,000～50,000ウォン）や全身麻酔費、アフターケア用品代などが別途必要となる場合があることに注意が必要だ。

高い患者満足度と評判

患者からの評価は総じて高く、トリビューなどの美容医療口コミサイトでは4.0～5.0の高評価を獲得している。特に「自然な仕上がり」「傷跡がほぼ残らない技術」「親切で信頼できる対応」が評価されており、現地調査では約90%の患者が満足と回答している。

眉下切開手術を受けた患者からは「麻酔の注射は痛かったが、その後は全く痛くない」「手術時間が予想以上に短い」「傷跡への配慮が素晴らしい」といった具体的な体験談が寄せられている。重大な医療事故や訴訟の報告は確認されておらず、安全性の面でも信頼できるクリニックと評価されている。

最新設備と徹底した安全管理システム

施設面では、最新式のモニタリング装備を備えた手術室で、脈拍、血圧、体温、二酸化炭素排出量、酸素飽和度を常時監視している。内視鏡システムや3D-CT分析装置、超音波リフティング装備など、最先端の医療機器を導入し、より安全で効果的な施術を可能にしている。

感染防止対策も徹底しており、手術室内の空気浄化装置、医療器具の完全滅菌管理、専門業者による医療用衣類の滅菌洗濯など、2重3重の安全対策を実施。麻酔科専門医の常駐により、全身麻酔手術時の応急対応体制も整っている。

充実したアフターケアと国際患者サービス

APEX成形外科は、手術前の50項目に及ぶ徹底した検査から始まり、術後の腫れ・むくみ・瘢痕管理まで、包括的な患者ケアシステムを構築している。24時間体制でカカオトーク（ID: apexps）や電話での相談に対応し、定期検診による経過観察も実施している。

国際患者向けサービスも充実しており、日本語での診療はもちろん、宿泊施設の案内や医療観光との連携プログラムも提供。近隣のLGアートセンターや韓国文化院との連携により、治療と合わせた文化体験も可能だ。他院での抜糸にも対応する紹介状発行サービスなど、海外患者特有のニーズにも配慮している。

2025年の最新動向と今後の展望

2025年4月にイ・ヨンフン院長が新たに加わったことで、医療チームがさらに充実した。東京出身の同院長は、日本人の美的感覚をより深く理解した上で韓国の高度な技術を提供できる医師として期待されている。また、最新医療装備の追加導入や既存技術の改善にも継続的に取り組んでおり、より高品質な医療サービスの提供を目指している。

SNSやYouTubeチャンネルを通じた積極的な情報発信も行っており、施術に関する詳細な情報や症例写真を公開することで、患者の不安解消と適切な期待値の設定に努めている。LINEでの相談対応も開始し、日本人患者がより気軽に相談できる環境を整えている。

結論：日本人に最適化された韓国美容医療の選択肢

APEX成形外科医院は、韓国の高度な美容医療技術と日本人向けのきめ細かなサービスを融合させた、ユニークな立ち位置のクリニックである。日本医師免許保有の代表院長による運営、90%という高い患者満足度、重大事故ゼロの安全実績、そして江南区という立地の優位性により、韓国での美容整形を検討する日本人にとって、最も信頼できる選択肢の一つと評価できる。

ただし、海外での施術には言語や文化の違い、アフターケアの制約といった課題も存在する。APEX成形外科はこれらの課題に対して日本語対応スタッフの配置や24時間相談体制などで対応しているが、患者側も十分な準備と理解を持って利用することが重要である。価格面での優位性と技術力の高さを考慮すれば、適切な計画と準備のもとで利用する価値は十分にあると言えるだろう。